【印刷の製本の豆知識】紙の厚さ・重さ(連量)について

印刷・複写業界で使われている用語等を分かり易く解説いたします。

今回は印刷に使用される用紙の「紙の厚さ・重さ(連量)」について、ご説明させていただきます。

紙の厚さを伝える時に「上質紙の55kgや70kg」なんて聞いたことがある方もいらっしゃると思います。
厚さの単位なのですが、よく分からないとのお話をいただきますので、簡単にご説明させていただきます。

紙の厚さは、坪量や連量という単位の重さ(kg)で表示されます。
今回はよく使われる連量でご説明させていただきます。

A4など規定サイズの用紙は、元々1枚の大きな規定サイズの紙をカットして作られているのですが、この規定サイズには種類があり、
A4やA3等のAサイズの用紙は、A本判(880×625mm)や菊判(939×636mm)から作られ、
B5やB4等のBサイズの用紙は、四六判(1091×788mm)やB本判(1085×765mm)から作られます。

連量とは、これら規定サイズの紙1000枚分、これを1連と呼ぶのですが、その1連の重量のことを指します。単位は㎏で表します。

例えば、A4冊子の本文で使用されることの多いA本判に上質紙44.5kgという厚みがありますが、これは四六判の上質紙70kgと同じ厚みになります。

「どういうこと?」と思われるかと思います。
これは各規定の紙の大きさがそれぞれ違うことから、1連にした時の重さもそれぞれの重さとなるため「厚みは一緒なのに重さが違う」ということになります。

同じ厚みでも全紙のサイズ毎に数字が違うので分かり辛いですよね。

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