印刷やコピー業界で使われている用語等を分かり易く解説します。
今回は印刷物をご依頼頂く際の、「Officeデータ入稿の注意点」についてご説明いたします。
最近は、お客様自身でWordやExcel、PowerPointにて作成されたデータを入稿いただく機会が増えています。
しかし、データ入稿の際に注意して欲しい点が幾つかあるのでご紹介いたします。
◇文字を太くするボールド(B)機能を使用すると文字が潰れてしまうことがある。
WordやExcel等にある、文字を太字にする「ボールド」機能ですが、これを使用すると印刷した際、文字がやや潰れた印象になってしまいます。
細い書体をボールドにすると丁度良い太さになるものもございますが、太めの書体を更に太く!となると、文字が潰れてしまいボテッとした印象に…。
太い文字にしたい場合は、元から太めのフォントを使用して頂ければ綺麗に印刷されます。
◇細すぎる線や細かすぎる点線はかすれてしまうことがある。
線の細さを0.3pt以下にしてしまうと印刷がかすれてしまったり、印刷されない場合がありますので、細すぎる線の設定はお控え下さい。
※線の細さが0.25ptや細かすぎる点線は非推奨です。
◇「網かけ」は仕上がりイメージが変わってしまうことも。
スクリーントーンのように細かなドットで濃淡を表現する「網かけ」は、モニター画面上と印刷の仕上がりでイメージが変わってしまうことがあります。
濃淡を表現したい場合は網かけではなく、描画色の濃淡をご使用下さい。
いかがでしたでしょうか?
過去にご入稿頂いたデータで特に多かった3つをご紹介致しました。
「折角頑張って作ったデータなのに、思った通りに印刷されなかった…」なんてことが起こらないよう、この記事が参考になれば幸いです。
印刷や製本等でご不明な点がありましたら、どんな些細なことでもお気軽にご連絡ください。専門のスタッフが丁寧にご説明いたします。