【印刷・製本の豆知識】金文字製本ってどんな製本?

印刷・コピー業界で使われている用語等を分かりやすく解説していきます。

今回は「金文字製本」についてご説明させていただきます。

製本を見たことがある方もいらっしゃるかと思いますが、
どんな風に作られているか知っている方は以外に少ないと思います。

金文字製本は板紙に布クロスを貼った上製表紙(ハードカバー)に、
金箔を高熱で圧着(ホットスタンプ)して文字を刻印しています。

文字は凸版である活字を1文字ずつ拾って組み合わせて、
(結構大変な作業です)表紙の上に金箔を敷き、活字を押し付けます。

製本は二通り有り、ビスや金具バインダーで綴じる「ビス止製本」と、
糊で固めてしまう「クルミ製本」があります。

ビスや金具バインダーは綴じた後に中身を取り外すことが出来ますが、
糊で固めてしまうクルミ製本は取り外しが出来ません。

ビス止め製本は主に契約書や竣工図、
クルミ製本は主に卒業論文や研究論文に使われることが多いです。

製本等でご不明な点がありましたら、
どんな些細なことでもお気軽にご連絡ください。
専門のスタッフが丁寧にご説明いたします。