【印刷・製本の豆知識】無線綴じ製本と中綴じ製本の違い

印刷・コピー業界で使われている用語等を、分かりやすく解説していきます。
今回は印刷物の製本についてご説明させていただきます。

通常冊子の印刷をすると2通りの製本が使われることが多いです。
ずばり「無線綴じ製本」と「中綴じ製本」です。
実際に現物を見れば、目にしたことがある方も多いと思います。

「無線綴じ製本」とは本文を厚手の表紙でくるみ、背を製本用の糊で固めた製本です。「クルミ製本」とも呼ばれています。
針金等を使用しないのでリサイクルに適していると言えます。
ページ数が多くても製本可能です。
しかし、背の部分が糊で固まっているので、本を根元まで開くことは出来ません。そのため見開きでみせるレイアウトには適していません。

次に「中綴じ製本」とは二つ折りの紙を重ねて、表紙の外側からホチキスで止める製本です。
本を根元まで開けるので見やすく、パンフレット等に使用されることが多いです。
ホチキスで止まっているので頑丈でほぼ壊れる心配がありません。しかし、ページ数の多い冊子には適していません。
また、1枚の用紙で4ページの印刷となるため、4の倍数でページを作成しないと余白のページが出来てしまいます。ページ構成には注意が必要になります。

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